映像から親鸞の思想が学べる

富山県射水市上野には浄土真宗親鸞会の正本堂があります。親鸞会とは親鸞の思想と、その元になった仏教の教えを学べるところです。その正本堂は2004年に完成しました。仏教はどちらかというと古い建物のイメージですが、正本堂の見た目は近代的な建造物です。施設も充実しており、大本堂は約2000畳の広さがあります。目玉といえる施設は1200枚を超える超大型ビジョンです。

ここで毎月行われている「正信偈」は好評の講座。超大型ビジョンを利用した映像講習です。LEDを利用したビジョンなので、後ろの席でも講師がホワイトボードや黒板に書いた文字がくっきりと見えます。招かれている講師陣も非常に豪華です。

仏教の専門家から大学の教授など、親鸞の思想を存分に理解できる環境が整っています。何よりも親鸞会の正信偈は多数の参加者がいるので、多くの人と一緒に学べることは励みになるでしょう。参加者同士の交流も生まれています。

親鸞会は新しい取り組みが様々

親鸞会には仏教講座や真宗講座によって釈迦や親鸞の思想を学べます。親鸞会の特色は、すでに紹介したように最新の機材や設備を用いていることです。仏教は非常に長く信仰されている世界宗教ですが、その分新しい取り組みには消極的だったりします。

しかし、親鸞会はいちはやく正本堂のような最新のお堂を建て、正本堂内で映像を用いるような最先端のオンライン授業のような取り組みを採用しました。他にも様々な新しいことを行っているので紹介しましょう。

ひとつが親鸞会による漫画です。親鸞会のホームページに掲載されている漫画作品で、漫画を楽しみながら親鸞の思想を学ぶことができます。映像ならYouTubeにも専用のチャンネルを持っており、そこで正本堂の施設紹介や解説動画などを視聴できます。若い人にもアクセスしやすい環境が整っており、そうしたメディアに初めて触れるような高齢者の方からも好評です。時代に合わせて親鸞会も変わっていることが分かります。

まとめ

日本は令和という時代を迎えましたが、不況や災害、未知のウイルスなど先の見えない時代になっています。そんなとき親鸞の思想は役に立つはずです。親鸞の生きた鎌倉時代も末法思想という終末論が流行し、様々な災害や事件が起こりました。

そうした混迷した状況のなかで自らの思想を洗練していった浄土真宗の教えは、今でも新鮮に人の心を打ちます。親鸞会はより親しみを持って学べるように、様々な取り組みが行われているのでぜひ活用しましょう。